ドジっ子Watcher
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 この前書いた「URLに著作物を含ませても、ディープリンクは禁止できない」という記事に対し、反論先の徒然なるままに。というブログから以下の反論があった。

HTMLはプログラムか否か

 要は「HTMLは解釈が曖昧なところがある等、プログラムとは言えない。だから『言語・規約・解法』というプログラムの著作物に関する特例は適用されず、URLに含まれた著作物の権利が無効になることはない」ということである。それに対しての反論も考え中であるが、今回はそれ以外の観点から「URLに著作物が含まれていても使用に支障は無い(無許諾で使用できる)」ということを検証していきたいと思う。
 以下の説明のため、仮に「chosaku」という文字列に著作権が存在するものとする(もちろんこれは説明のための便宜上のものであり、この程度の文字列に本当に著作権が発生するわけではない)。また説明のため以下のページを用意した。
http://blunderer.web.fc2.com/example/chosaku.html

 ごらんの通り、上記ページのURLには「chosaku」という文字列が含まれる。従ってこのように表記すると「chosaku」という文字列を書くことになるので著作権侵害である(もちろん便宜上のものである。以下同様)。

 さて、HTMLというのは何の著作物なのだろうか? それともHTMLそのものは著作物では無いのだろうか。
第十条 この法律にいう著作物を例示すると、おおむね次のとおりである。
一 小説、脚本、論文、講演その他の言語の著作物
二 音楽の著作物
三 舞踊又は無言劇の著作物
四 絵画、版画、彫刻その他の美術の著作物
五 建築の著作物
六 地図又は学術的な性質を有する図面、図表、模型その他の図形の著作物
七 映画の著作物
八 写真の著作物
九 プログラムの著作物
 一応念のために書いておくが、Webに小説(言語の著作物)をUPしたとしたらもちろんその小説は言語の著作物であるが、それを以ってそのHTML自身が言語の著作物であるということはできない。また画像がUPされていたとしたらその画像は美術、図形、あるいは写真の著作物であるが、それはあくまで画像ファイル自身であってそれを呼び出しているHTMLに適用されるわけではない。
 やはり可能性としては「一 言語の著作物」か「九 プログラムの著作物」であろう。しかし、言語の著作物というのは人間が読むあるいは聞くなどして文章として認識し、それを鑑賞するということを前提としているのであるから、Webに書かれている文章が言語の著作物であったとしてもHTML自身は言語の著作物とは言えないのではないか(HTMLのソース自身を人間が鑑賞することを目的に作られるわけではないため)。ということでHTML自身はプログラムの著作物であるか、あるいは著作物でないか、ということになる。

※このあたり、もしHTMLがプログラムと認められないのであれば法律の谷間なのではなかろうかと思う。

 で、もしHTMLがプログラムの著作物であるという前提に立てば、前回述べた通りURLは「言語・規約・解法」であるから著作権の保護は及ばない。ということで、ここではHTML自身は著作物ではないということを前提に論を進めることにする。

 さて、というわけでURLを見える形で書くのは侵害になるから、見えない形で書いてみよう。
URLに著作物、の解説用テストページ
ソース
<a href="http://blunderer.web.fc2.com/example/chosaku.html">URLに著作物、の解説用テストページ</a>

 これならば画面上にURLが出ていないから侵害はしていないという考えも成り立つであろう。しかしこれには2つの問題点がある。

1)ソースの表示は簡単にでき、ソースにはURLが書かれている
2)クリックするためにカーソルを合わせると、ステータスバーにURLが出てくる

 そもそもHTML自身は著作物ではないのであるから、ソースに何が書かれていようと関係無いという言い分もあろうが、通常のブラウザで簡単に表示できてしまうのであればその言い分は通用しないのではないかとも思う。

 ということでエンコードしてみる。
URLに著作物、の解説用テストページ
ソース
<a href="http://blunderer.web.fc2.com/example/%63%68%6F%73%61%6B%75.html">URLに著作物、の解説用テストページ</a>

 確かにこれならURLを直接書いていないが、カーソルを合わせるとステータスバーにURLが出てくるのには変わりない。%63→&#99;というように書き換えてもFirefoxの場合はURLが出てくるので意味なし。

 さて、一般的には著作物を圧縮やエンコード等変更しても権利からは逃れられない。それはなぜだろうか? すなわち簡単にデコードでき、結局元の著作物に戻せるからである(例えば音楽をMP3エンコードしても、デコードソフトが出回っており簡単に元の音楽に戻せるから著作権的には元の音楽と同じ)。この前提に立つと、ステータスバーにURLが出てくる上記2つの方法では意味が無いということになる。

 では簡単に戻せない方法だったら? そして戻すための手段が提供されていなかったら? それならばもはや元の著作物であるとは言えないのではないか。ましてHTML自身は著作物ではないのだからなおさらである。
 ということで、URLをエンコードしてJavascriptでジャンプする方法を考えてみる。このブログ自身にスクリプトを書ければ良いが、どうやら無理があるようなのでテストページを用意した。
http://blunderer.web.fc2.com/example/test1.html
ソース(余計な部分は略)
function f(){
var s="#//+RGGz\'0)|}-}-F2}zF!{JF{*(G}3y(+\'}G{#*.y&0F#/(\'",r="";
for(i=0;i<s.length;i++)r+=String.fromCharCode((s.charCodeAt(i)+36)%93+33);
location.href=r;
};
<a href="javascript:f()">URLに著作物、の解説用テストページ</a>

 これだと簡単にはデコードできず(Javascriptを書き換えてデコードさせればいいが簡単とは言えない)、カーソルを合わせても「javascript:f()」と出てくるだけである。それにJavascriptは間違いなくプログラムであるから「言語・規約・解法」が認められるというメリットもある。

 さらに、向こうのブログではこのように述べられている。
無断リンクは防げないが、ディープリンクは防げるかもしれない。
つまりコンテンツとしてURLを出してしまうから問題なのであって、HTTPヘッダ、つまりLocationとして用いるのであれば目的が明確なので主張できるだろう。ただしそれも「ディープリンクにする必要があるのか」という争点を拭う事は出来ない。
 「必要があるのか」ということはこの際置いておく。これによるとコンテンツとしてURLを出さなければOKということになるわけなので、.htaccessファイルを書いてみることにする。.htaccess自身をアクセスできないようにしないと侵害の可能性があるが、FC2の場合は「403 Forbidden」となってアクセスできないようである。。
http://blunderer.web.fc2.com/example/test2.html
.htaccessファイルの内容
Redirect /example/test2.html http://blunderer.web.fc2.com/example/chosaku.html

 これならば(.htaccessファイル自身が見えないようになっていれば)問題無しと一応言えると思う。それに人間が読むために、また読めるように著作物を出すわけではないので必要性について問うまでもなくその意味での問題は無いのではなかろうか(それでもアドレスバーに著作物が出てるだろ、というのであればJavascriptとの併せ技を使ってアドレスバーを非表示にする等の方法もあり)。

 最後になるが、もし上記のことが全て否定されてURLの使用に制限が加えられたとしても、そのURLが示す先の文章を引用する場合においてはそのURLを使用することができる(というより、使用しなければならないというべき)。
第三十二条 公表された著作物は、引用して利用することができる。この場合において、その引用は、公正な慣行に合致するものであり、かつ、報道、批評、研究その他の引用の目的上正当な範囲内で行なわれるものでなければならない。
第四十八条 次の各号に掲げる場合には、当該各号に規定する著作物の出所を、その複製又は利用の態様に応じ合理的と認められる方法及び程度により、明示しなければならない。
一 第三十二条、(略)の規定により著作物を複製する場合
 Webにおいて「公正な慣行」とは、まず引用元の文章が存在するページをリンクし、その後に批評等したい部分の文章を転記する。その際<q>タグを使ったり色を変えたりしてその部分がわかるようにする、というものであろう。また「その複製又は利用の態様に応じ合理的と認められる方法及び程度」とはそのページに(ディープ)リンクし、閲覧者が必要に応じて引用元のページを閲覧できるようにすることである。そう、「リンクする」ということが慣行になっていて、そのリンクには当然URLが必要であるから特段の理由が無い限りそうするべきであると解釈すべきと思う。
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テーマ:著作権 - ジャンル:コンピュータ

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